海老蔵“半殺し”犯はJリーガー候補生 六本木の闇組織と関係
夕刊フジ 11月30日(火)16時56分配信
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下手をすれば殺されていた!? 九死に一生を得た海老蔵(写真:夕刊フジ) |
[フォト]海老蔵が暴行を受けたとみられる飲食店が入ったビルには生々しい血痕が…
海老蔵はこれまでの警視庁の事情聴取に「(殴ったのは)黒人のハーフのように見えた」などと話している。事件現場となった港区西麻布のビル11階の飲食店関係者も事件後、周囲に「ハーフの男が(海老蔵を)殴った」と名指しで説明した。
これまでの調べでは、海老蔵は24日午後11時半ごろ、港区西麻布のバーなどで知人らと酒を飲んだ後、近くのビルに移動。ビル内の飲食店を飲み歩いた後 の25日未明、11階の飲食店でIらを含めたグループ数人と酒を飲んでいた際、トラブルになって男に顔面を執拗に殴られた。事件現場となったビルの非常階 段は、11階から2階部分まで10カ所以上にわたり血のりがベットリと付着していた。
相手を容赦しないその手口や、海老蔵の証言などから、六本木一帯を仕切る闇組織と深いかかわりを持つIが捜査線上に浮上した。
「Iは、不良グループ『M愚連隊』の元リーダー。現在は関東の指定暴力団の構成員をしている札付きの不良です」(捜査関係者)
関係者によると、「M愚連隊」は杉並区一帯を拠点とする暴走族。1980年代後半に地元中・高校生らによって結成され、他の暴走族との抗争を繰り返した。90年代に入ると徐々に衰退、「組織の最後期に加入したのがIだった」(地元事情通)という。
Iの地元関係者は「父親が中南米出身で、日本人の母親とのハーフ。足の速さを見込まれて、Jリーグのクラブのジュニアユースにスカウトされるなど、スポーツ少年として有名だった」と振り返る。
所属したジュニアユースチームではFWとして活躍。身体能力の高さから、元日本代表に目をかけられるなど、将来を嘱望された。だが、中学2年になるころ にグレ始め、「ケンカに明け暮れて警察に逮捕された。非行を重ねるうち、六本木の闇組織を取り仕切る男と関係を持つようになった」(地元関係者)。
この男性は六本木で複数の飲食店を経営する某氏。大相撲の元横綱朝青龍(30)の暴行事件でも名前が挙がった人物だという。
「Iは、某氏が経営する六本木のクラブで用心棒として働いていたこともあり、先輩・後輩の関係。今回の事件でも、この組織の関係者が現場にいたようです」(六本木の飲食店関係者)
なぜ海老蔵は、こんな連中とかかわりを持ったのか。
★懸賞金数十万円“組織”からも追われる身
「某氏は、自身でも芸能プロダクションを経営するなど芸能界に太い人脈があり、海老蔵とは酒席をともにしたこともある。現場のビルは芸能人御用達の会員制の飲食店が集中しており、海老蔵もここの常連でした」(同)
海老蔵が当初、Iらについて「見知らぬグループ」と証言したのは、「こうした連中との交際がおおやけになることを恐れたため」(芸能関係者)と思われ る。トラブルの原因について、海老蔵は事情聴取に「具合が悪くなった人を介抱していたら殴られた」と答えているが、この実情もかなり違うようだ。
暴行現場のビル関係者は「悪酔いした海老蔵がIの先輩格にあたる某氏の知人に絡んだのが原因のようですね。Iは目の前で先輩が愚弄(ぐろう)されたこと にキレてしまった。海老蔵の酒グセの悪さは六本木中に知れ渡っていましたから、『懲らしめてやろう』という気持ちもあったのでしょう」と証言する。
そのIは事件発生直後から姿をくらましたまま。警視庁が行方を探しているが、Iを追うのは警察だけではない。
「事件が起きたビルの関係者が『騒ぎを大きくした』と激怒。Iに数十万円の懸賞金をかけて、暴力団組織にその行方を追わせているといいます」(六本木の飲食店関係者)
いずれにしろ、とんでもない筋とトラブルになった海老蔵。前述のように、そのご乱行ぶりは六本木界隈で有名だったというが、今回ばかりは相手が悪かったようだ。
Iが逮捕されれば、事件は解明に向かうものと思われるが、同時に海老蔵のご乱行が白日の下にさらされるのは必至。歌舞伎界のプリンスが失うものの大きさは計り知れない。
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