住吉会トップを使用者責任で提訴 傘下団体組員から強盗被害男性
中古車販売業を営む男性が今年1月、指定暴力団住吉会系組員らに監禁、暴行され現金などを奪われた事件に絡み、同会の西口茂男総裁と福田晴瞭会長、犯行を指示した傘下団体組長の朴仁一被告(43)=強盗致傷罪などで有罪、控訴=の3人を相手取り、慰謝料など計約2200万円の損害賠償を求める訴訟を15日、千葉地裁に起こした。
平成20年5月施行の改正暴力団対策法では、傘下団体組員による不法な資金集めの被害にあった場合、上位団体代表者に使用者責任を追及し、賠償請求を行うことが可能になった。弁護団によると、使用者責任に基づく住吉会トップへの賠償請求は初めて。
訴状によると、朴被告は平成16年ごろから、男性にみかじめ料などの支払いを強要。拒否した男性を今年1月に拉致、監禁した上で暴行を加え、約2週間のけがを負わせて現金などを奪ったとしている。
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