2010年12月12日日曜日

麻薬の密売組織摘発 治安部隊が最高幹部を射殺 メキシコ

2010.12.11 12:50
10日、麻薬密売組織の摘発作戦で関係者宅を捜索する警察などの治安部隊(ロイター)10日、麻薬密売組織の摘発作戦で関係者宅を捜索する警察などの治安部隊(ロイター)
 AP通信などによると、メキシコ大統領府は10日、中西部ミチョアカン州で8日から警察などの治安部隊が麻薬密売組織の摘発作戦を行い、メキシコ有数の組織「ファミリア」の最高幹部の一人、ナサリオ・モレノ容疑者を殺害したことを明らかにした。
部隊は同州アパツィンガン周辺で作戦を展開し、9日夜に同容疑者を射殺したという。組織側は一般車両を強奪し火を放ってバリケードなどにして応戦。警官5人と市民3人が巻き込まれるなどして亡くなったという。
同組織はコカインなどの密造、米国への密輸のほか、誘拐や殺人なども手がける。メキシコ政府はモレノ容疑者に200万ドル(約1億7000万円)の懸賞金をかけて身柄拘束につながる情報の提供を求めていた。(共同)

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