2010年2月13日土曜日

<予告>連載特集:タクシー王子・川鍋一朗研究

毎月10日・25日発行

タクシー日本新聞社

編集長の道草

<予告>連載特集:タクシー王子・川鍋一朗研究



本紙7月25日付第126号より掲載開始!

第一回目
東京大手四社の旗艦・日本交通の栄光と挫折
創業者川鍋秋蔵・達朗・一朗三氏へ続く系譜


 東京大手四社である大和自動車交通・日本交通・帝都自動車交通・国際自動車。
いわゆる「大日本帝国」である。
それがいまや、戦後タクシー業界を代表するリーディングカンパニーとしての
面影を喪失している。

 四社の旗艦であった日本交通は、二代目川鍋達朗氏がバブル経済崩壊にともない、
1900億円もの負の遺産を惹起した。
それを返済するために、三代目一朗氏は銀行主導のもとに膨大な資産を整理。
そしてその負の遺産は、全て解消されて会社も再建、再生のレールに乗ったかのようにみられ、
そして一般マスコミもそれを喧伝してきた。

 はたしてそれは真実なのであろうか。この素朴な疑問が取材の契機となった。
その後の取材の中で知り得たことは、日本交通が巷間いわれているのとは真逆の、
厳しい経営環境におかれている事実。
規制緩和後の新規・日交マイクルの失敗のほか、大量増車・タクシー会社の買収、
そして減車などの会社運営上の紆余曲折。

 今後の企業存亡の可否を論ずる中で、
日本交通の現在・過去・未来を検証していく。

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